アートオブクンビア arte de la cumbia

リーチのブログです。

お金関係の本3冊読みました

▶お金について学ぼうと思った

年末になるにつれ、来年はどうしようかと思うことが増えた。 ただ人間のどうしたいこうしたい、なんてたかが知れているもので、 悩みや改善したいことの種類なんてあまりない。

 

今回僕が来年は改善したいな、と漠然と思っていることは経済的なプロブレムについてだ。 ひらたくいえば、とどのつまり金がないのでどうにかしたい、ということである。 さてどうせ3日坊主だろう、何回目の決意だ、と思うかもしれないが、改善の自信はかなりある。

なぜならば今生においてお金についてまじめに考えるのが、初めてに近いからだ。

 

 

どういうわけかなんとなく、お金についてまじめに考えることもなく、あっというまに29年生きてきてしまった。幸か不幸かである。なんとか飯代と文字通りのタバコ銭ぐらいはある。友達と飲み食いし、音楽をやる器材を買い、屋根の下で寝れている。借金はないが払っていない税金はまぁまぁある。

 

しかしだ俺は今まで国と一回も契約したことがないのに、なぜ税金を払わねばならぬのだ。 理解に苦しむ。誰とも約束、契約を交わした気はない。謎だ。税金のことを考えていたら腹が立ってきた。

 

で、新しい領域を開拓するにはまず情報を仕入れなければならない。 ガンガンに頭に様々な情報を入れて、自分の中に物差しをつくらなければならない。 宮大工だって寺を作る前に定規をカンナで削る。

そんなわけで、無造作適当に自分のきになったお金に関する本を何冊かピックし読み、 お金について考える土台をまずは作っていこう、読んでいこう、と思い本屋へ向かった。

本屋へ行ったのである。アマゾンではない。 もちろんアマゾンでもいいのだが、最近はまた本屋の偶然性(に見せかけた本屋のセレクト)が楽しくて本屋に行っている

で、今迄は素通りしていた経済、お金コーナーに入る。素通りしていたコーナーを新しくチェックし始める、というのはとても楽しい。 3年ぐらい前、それまで全く興味のなかった、SF小説にはまったことがあった。今迄素通りしていた角川の背の青い文庫の棚を眺め、こんな宝の山を俺は見逃していたのか、と落胆するとともに、楽しみがまだまだ残っていることに嬉しくなった。

 

▶適当に買ってみた3冊

 

端的にいうとハズレだった。 もちろん両方ともそれなりに面白かったし、目的にあった人が読めば有用なんだろう。 しかし広く浅い知識を求めていた僕にとってはどちらも深く狭い内容すぎた。

一冊目

  

 

「ザ・マネーゲーム」から脱出する法
著/ロバート・シャインフェルド

お金というシステムの歴史的な経緯などの話しかと思ったが、もっと精神的なビジョンをどうもつか、というお話。 お金に関わらず外界からの刺激で生まれる自分の”反応”や”心模様”(残高が少ない、、とかお金を稼ぎたい!とか、、)をいかにコントロールして幸せに生きるか、という本。 かーなりスピリチュアルな内容で、タイトルにマネーゲーム、と書いてあるものの、射程としては7つの習慣ぐらい広いもの。

人生どんづまっている人には有用。が抽象度高過ぎたか…。

 

二冊目

「金持ち父さん貧乏父さん」

著/ロバート・キヨサキ

これは半分ネタで購入。 以前友達(と思っていた人)からネットワークビジネスに誘われた。 友人いわく”人生に前向きな先輩”の話しを15分ぐらい聞いたところで、やっと自分がネットワークビジネスに勧誘されている、ということに気付いた。
その先輩君が、君はこの本を読んだことはあるかい?と持ち出してきたのがこの本だった。それいらいネットワークビジネス連中のタネ本、と蔑んでいたのだが、読んでみたら大変面白かった。
しかしこの本は資産をどうやって増やすか、資産とはなにか、という本で、やはり今僕が必要な本ではない、が読めてよかった。というところ。

三冊目



「あたらしいお金術」
著/松浦弥太郎
COW BOOKSなどを経営されている松浦さんのマネー本。中庸保守、といった感じの内容。 「お金さんとよぼう」という章タイトルでこの本の雰囲気が伝わるのでは。


▶もっとフラットな本を 

なんだかどうも色物(失礼)経済資産マネー本を掴んでしまったかな、という感想。松浦さんの本は少なくとも家計に関してだったから近かったのか? とにかく色々なマネー本が世にあるということが解ったので、さらに色々読んでいきたいな、と思った次第です。